百合展 2019 に行った話
こんにちは、コウちゃ(@koutya_c3)というものです。久々に空き時間ができたので少し前の話にはなりますが、百合展に行ってきた話でもしたいと思います。実は私、ほんと浅くではありますが百合を嗜んでいたりします。若いころは男女の恋愛ものもそれなりにはいけたのですが、あまりに共感性羞恥による顔の発火がひどく、最近では俯瞰的に見る事ができる女女の感情でないと体が受け付けてくれません。とは言え、関係性の学問をしっかりと学び始めて間もなく日も浅いので随所ににわかが露呈してしまったらごめんなさい。では、保身もそこそこに紹介に入ります。
- 百合展とは
- 『クダンノフォークロア』
- 『あの娘にキスと白百合を』
- 『このはな綺譚』
- 『月が綺麗ですね』
- 『やがて君になる』
- 『ゆるゆり』
- 『私の百合はお仕事です!』
- 『たとえとどかぬ糸だとしても』
- 総括
百合展とは
こちらが今回行ってきた百合展のポスター。
そもそも百合展とは?という方向けに雑に引用でご紹介します。
「百合展」は女性同士の友情や愛情を意味する「百合」をテーマとしたヴィレッジヴァンガード主催の展示フェアです。
この百合展の説明に序文というものがあるのですけど、そこの文章が非常に百合を表しているのでそちらも引用させていただきます。
「百合」って何だろう? 端的に言えば、女の子同士の感情をともなう関係性――恋愛に限らず、友情や愛情、敬愛、嫉妬といった強い感情がともなえば百合だと個人的には思っていますが、それは人によって違うでしょう。なぜかというと、彼女たちを観測し、百合だと思うのは“あなた”自身だから。誰にも後ろ指をさされない自分だけの聖域……そんな、それぞれの思う百合を表現した作品を集めたのが、こちらの百合展です。
ホームぺージのAbout のところに記載されているのですが、私にはこれほどまでに的確な文章を書くことができないので、この説明を読んだときに感動で袖を濡らしました。女の子同士の関係性という本質に言及しつつ、しかしその解釈は多様であるという個人の考え方の肯定。非常に丁寧です。私のように長らく「とりあえず女の子同士でくっついていれば百合」という浅はかな時代を過ごしていた人間には雷に打たれたような感覚に陥る文章です。
中に入ると各作家陣が各々思う形の百合を助走をつけてぶん投げて来るという対百合オタク用決戦兵器の数々が並んでおりました。一生布教してきます。私は弱いオタクなのであまりに高い濃度の百合を浴びてしまうと頬と口元が溶けてしまいます。溶けました。声帯が残っているのが全てもの救いです。
ここからは気に入った、私自身が推している作品を紹介していきます。いつも通り雑です。
『クダンノフォークロア』
これ私が推している絵師さんがキャラデザ、原画を描いていらっしゃるのですが、ほんとに良い絵を描くんですよね。この方が描かれた百合の合同誌も読んだのですが、いろいろと邪推せずにはいられない、しかし透明感のあるタッチ、そんな素敵な絵を描く作家さんなんですよね。
ストーリー自体も都市伝説が絡んでおり、ミステリーが好きな心を首根っこ掴んで揺さぶって来る興味をそそる内容なんですよね。ぜひプレイしたいです。
『あの娘にキスと白百合を』
ほんと良い作品です。いろんな女の子たちが出てくるのですが、1巻かけてじっくり関係性を深く掘り下げてくれるので、百合の初学にはとても良い作品だと思います。私自身も脳死てぇてぇから考える人に生まれ変わることができました。学生百合というのも非常にポイントが高く、学生ならではの感情の交換という青春を観測できる良いものでもあります。
『このはな綺譚』
処方箋です。アニメも放送していましたね。温泉宿の新人仲人の主人公の成長を見守るというのが私たちの視点なのですが、1話完結のショートストーリー形式で、のんびり読み進めることができます。1話1話がほんとにお良い話であり、悩みごとも主人公と一緒に解決できるので人生の箸休めにほんとに良い作品です。たまに感情の矢印が見え隠れするのも私たちの想像を掻き立ててくれるのも良いですね。
『月が綺麗ですね』
この作者さんの前に立った時、良いけも耳百合を描く人なんだと力説されました。そうなんですね。1巻買いました。さわりを読んでみたのですが、どうやら同性同士の結婚も許されている世界のようです。え、優しいか?????続きがとても楽しみです。
『やがて君になる』
全人類が好きなやつです。先輩からの矢印を絶妙にかわす後輩のお話です。個人的には副会長から会長(写真右)に向かうベクトルが好きです。原作の表情という意味での顔が好きです。
『ゆるゆり』
私を沼に貶めた張本人です。この作品のせいで私の人生はゆがめられたといっても過言ではありません。と言ってもかなりソフトな方なので良い作品です。かわいいは正義。女子中学生がいちゃいちゃしてるお話です。私は京結派です。
『私の百合はお仕事です!』
私の最近のトレンドです。女学園という乙女の園で給仕する女学生、という設定のカフェでのお話。お仕事百合と本心という感情の揺れ動きがとても丁寧に描かれている作品です。推しは間宮果乃子さん(写真左の眼鏡っ子)です。
『たとえとどかぬ糸だとしても』
義姉と女の子の百合だそうです。兄の結婚相手を好きになってしまったようです。幼馴染だそうです。ほんまか?????困ったなぁ、1巻買ってしまったなぁ。じっくり読み込んでみたいと思います。
総括
完敗です。
最後までご覧いただきありがとうございました。